minimalist's microcosm

ミニマリストの小宇宙

誰かのブログが誰かの毎日を変えているかもしれない

人生を変えた一冊の本。一本の映画。 どんなに本を読んでも何も変わらない私はただ羨むばかりだ。 本を読んだくらいで変わるものか。 そんなに素直じゃない。 そんなに純粋じゃない。 本なんかいくら読んだって、どんなすばらしい映画を見たって、外国に行っ…

生きることは後悔を重ねること

astudyinscarlet.hatenablog.com 「葬式ってこんなに明るかったっけ」 真っ白なホールは淡いピンクのバラで飾られ、葬式というより結婚式のようだった。バラの花は故人の希望だそうだ。 時間が経つにつれ、いろいろなことを思い出す。 数ヶ月前、仕事の用件…

みかんの皮とふきのとう

幼い頃、はじめて憧れた「大人」は、みかんの皮をきれいに剥いた。 私のは皮がつながらずボロボロと細かくちぎれた。 どんなにがんばっても、その人のようにひとつなぎに剥くことができない。 大人になったら、できるようになるのだろう。 当時の私にとって…

「捨てられないものには、その人のコンプレックスがあらわれる」説について

「使っていないのに捨てられないものには、その人のコンプレックスがあらわれる」とはよく言ったものです。 おしゃれに見られたいから、着ない服でも捨てられない。 知的に見られたいから、読まない本でも捨てられない。 私は映画でした。 映画が好きだからで…

7万円の服を買ってクラクラしている

訃報を聞いて真っ先に思うことが、香典はいくら包めばいいだろう、であったのはおそらく恥ずべきことなのだろう。 故人は私にとって会社の上司にあたる。 私は、故人にはお世話になったと思う。 しかし悲しみはまだ感じることができないでいる。 訃報は突然…

「モノは最低限、幸せは最大限」を経済学で考える。ミニマリストは幸せか?

はじめに 効用について 限界効用逓減について 最適な消費量/限界効用は本当に逓減するのか? 効用の過大評価/効用を正しく評価できているか? ミニマリストになると幸せになれるのか? 最後に はじめに 昨今のミニマリストブームにより、「ミニマリストに…

「見放題」は実現しない

最近、オーディオブックの「audible」の広告をよく見ます。 定額制動画配信サービスに定額制音楽配信サービス、さらには定額制のオーディオブックサービス。そんなに消化できません。 見放題・聞き放題は無限ではない 見放題、聞き放題といったって、見たり…

泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」

池袋の泊まれる本屋、「BOOK AND BED TOKYO」に宿泊しました。 受付 メインスペース 個室(BOOKSHELF STANDARD) 洗面所・シャワールーム コーヒー 雰囲気など 受付 エレベーターを降りるとすぐ目の前です メインスペース 本棚の下にはキャリーバッグなど大…

物流の20年ー「サン宝石」から「Amazon Prime Now」まで

私と同世代の女性は、「サン宝石」をご存知の方も多いだろう。 初めて「通信販売で買物をする」という経験をしたのは小学生のときだ。 まだネットショッピングなどというものはなかった。 「サン宝石」は少女漫画やファッション雑誌によく広告が載っていて、…

書評を書くことの、6つのデメリット

1. 書評を書こうと思うと本を読むのがおっくうになってしまう 2. 書評に書いたこと以外はすっかり忘れてしまう 3. 自分の感想よりも一般的に見てどこが大事かを優先させてしまう 4. すべて言葉にすることで「言葉にできない部分」が失われてしまう 5. テンプ…

「合理的」とは無駄を省くことではない。自分の幸せのために最適な道を選択することである。

私は自分の楽しみのためにブログを書いている。考えることや、文章を書くことが好きだ。 ブログを効率よく早く書くということはあまり考えない。趣味の時間だからだ。 人から見れば無駄にしか見えないようなことでも、自分にとって価値があればいい。 同じ会…

「厳選」したいのは「持ち物」ではなく、「何をするか」

大事にしたいのは、持ち物の厳選ではなく、資源をどう使うかの厳選。 限られた時間や、お金や、労力を、どこに注ぐか。経済的な節約ではなく、資源の最適な配分です。 知識を得ること、書くこと、考えること、好きなことをして過ごす時間。 これらは、美しい…

「やりたいことがない」ことに悩む、すべての方へ

たくさんのビジネス書や自己啓発本を読み、 その言葉に感銘を受け、 そして、 すぐに忘れた。 そしてまた別の本を読むのだ。何も変わらないまま。 自己啓発本に書かれていることなんてどれも似たようなものだ。 目新しいことなどは書かれていない。 知ってい…

私がテレビを欲するとき

ひとりは忙しい。やりたいことはいくらでもある。テレビを見る時間などない。 あまり親しいわけでもない人といるのは、退屈だ。やることがない。 そんなときはテレビがあると少しマシだ。見てるフリだけでも。 そんな風に思っていたら、こんな文章をみつけた…

「丁寧」とは、目の前のことに集中すること

ていねいに生きる。 ていねいに暮らす。 素敵なことだと思います。でも、それが義務になると、苦しくなる。 「ていねい」を欲張ると、逆に大量の「作業」に追われるようになってしまう。 ていねいに暮らそうとして、疲れてしまうのは本末転倒です。 「ていね…