minimalist's microcosm

ミニマリストの小宇宙

手元にある3冊の本

今手元にある3冊です。 「口の中の小鳥たち」 サマンタ シュウェブリン 「銀の匙」 中勘助 「エレンディラ」 ガブリエル・ガルシア=マルケス 「口の中の小鳥たち」 サマンタ シュウェブリン 口のなかの小鳥たち (はじめて出逢う世界のおはなし―アルゼンチ…

フェアトレードの途上国、ブラック企業の先進国

※ 途上国という言葉はそれだけで思想を含むので避けるべきですが、この記事では便宜上「先進国」「途上国」と呼んでいます。 「フェアトレード」という言葉に違和感がある。 この言葉が、途上国側のシュプレヒコールとして使われるのならばなんの違和感もない…

ファッションは廃れるがスタイルは残る

ファッションは廃れるがスタイルは残る、という言葉があります。 ココ・シャネルが残した名言のひとつです。 Fashion fades, only style remains the same. うまく説明することは難しいですが、言わんとすることはなんとなく分かります。 以下はわたしの解釈…

Omnia mecum porto mea.

何もない部屋にもすべてがある。 どこへ行ってもすべてがある。 なぜならそこに私がいるから。 そういう感覚が理想だ。 「レスイズモア」とか「足るを知る」とかの言葉にも共感するが、私にはそれ以上にしっくりくる言葉がある。 私のものはすべて、体といっ…

パン屋は実際のパン以上にいい匂いがする

パン屋というのはたいへん魅力的ないい匂いがする。わたしはぜひともその「いい匂いのパン」を買って帰りたいと思うのだが、肝心の「いい匂いのパン」が見つからない。 おそらく存在しないのだと思う。あれはきっとパンの匂いではなく、「パン屋の匂い」なの…

未来の判断を先に行うと安くなる(ように見える)

当ブログは、はてなブログの有料プラン「はてなPRO」を利用しています。 はてなPROは月額1008円。1年コースだと月額703円、2年コースは月額600円です。 はてなPROを利用しているブロガーさんはほとんどが2年コースを申し込んでいるようです。 わたしは迷いま…

「ていねいに字を書く」と幸せを感じる

最近、ていねいに字を書くようにしています。 古いノートを捨てる前に軽く読み返していたら、あることに気が付きました。 気分が良い時は、比較的きれいな字を書いているのです。 ここでいう「きれいな字」とは、流れるような達筆のことではなく、一字一字、…

ポーランドの鯉

わたしがまだ小さい頃、庭の池には鯉がいて、だからわたしには鯉は特別な生き物だった。人間以外ではいちばん身近な生き物。そしていちばん遠い生き物。絶対的な他者。水のなかに、別の世界にいる。彼らと目が合うことはない。わたしは別の世界を上から眺め…

歩いたり座ったり靴を盗まれたりのバンコク4日間

人間というのは面倒だ。ずっと歩きっぱなし、立ちっぱなし、というのも疲れるが、ずっと座っているというのも疲れる。寝るのだって、度が過ぎれば疲労をもたらす。空港の長い通路を歩き、手続きに並び、飛行機の座席に座り、眠り、食事をとり、また眠る。旅…

「シンプルは孤独という贅沢から得られる」

「シンプル」がブームになってずいぶん経ちますが、世間にあふれる「シンプル」にはどこか違和感がありました。とはいえ、シンプルという言葉にはやはり目がいきます。 一時期のように熱心にチェックすることはありませんが、今でもときどき「シンプル」をう…

はじめての歌舞伎鑑賞

歌舞伎座で歌舞伎を見てきました。 なんとなく敷居が高そうに感じていたんですが、全然大丈夫でした。わたしもそうだったのですが、一人で来ているお客さんも少なくないようです。 演目は全部見なくてもいい イヤホンガイドがあれば難しくない 新しいことに…

旬を過ぎた情報は捨てる。常に新鮮でいること

Amazonの欲しいものリスト 非公開日記ブログ 常に新鮮でいること シンプル・ミニマム化の手段としてよく用いられるのが「デジタル化」である。たしかにこれならばかさばらない。 しかしわたしはデジタル化には懐疑的である。データ化して見た目がスッキリし…

冷え性アピールの女

「自称冷え性」の人が少し苦手である。 冷え性であることは辛いだろうし責めるつもりははい。 そうではなくて、「わたし冷え性なのー」ってアピールしてくる人。 他人がどれくらい冷えを感じているか知りようがないというのに、どうして自分は人よりも冷えや…

「星のや富士」でグランピング

星のや富士はこんなところ グランピングとは? キャビン(客室)はこんな感じ グランピングアイテム パブリックエリア ライブラリーカフェ 焚き火ラウンジ 焚き火BAR 木漏れ日デッキ 空中ベンチ ダイニング 森の珈琲店 アクティビティ なにもしない贅沢 星の…

うっかり捨ててしまったことを死ぬほど後悔した話

捨てて後悔したものは何もない。捨てるつもりで捨てたものについていえばそうだ。 しかし「うっかり」捨ててしまった場合は別である。 これから公開するブログ記事を消してしまった。それも3つである。まったくどうかしている。 あの瞬間のわたしに関して言…