ミニマリストの小宇宙

ミニマリストの小宇宙

minimalist's microcosm

・ミニマリストの小宇宙・

essay

下戸に酒

酒を飲んだ だからどうしたというような話だが 私は酒が飲めない いわゆる下戸だ 私には 酒を飲んで楽しかったという記憶が一切ない 楽しくなるより先に気分が悪くなる ほんの一瞬 「楽しいような気がする」時間があることもあるが そのあとやってくる辛く長…

新元号「令和」がカッコイイ理由はサチモスがカッコイイ理由とほとんど同じである

新元号が「令和(れいわ)」と発表されました (いらすとやさん、仕事が早いです) それほど興味があったわけではないのですが いざ発表となると注目してしまいます 第一印象としてはかっこいいな、と思いました 四角っぽい漢字でないこと 音が4音ではなく…

THE ANYMAL/2019年、未だにCDを買っている

時代は新元号を迎えようとしているが 未だにCDを買っている 音楽はデータで買うことも覚えたが なぜだかCDを選んでしまう つい最近もCDを買った THE ANYMAL(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし) アーティスト: Suchmos 出版社/メーカー: KMU 発売日: 2019/03/2…

セブンイレブン 折りたたみ傘の美しさについて

折りたたみ傘は果たして必要だろうか かつてはちょっとの雨でもしっかり傘をさしていた 私が雨から守ろうとしていたのは 主に化粧や持ち物だった 苦心して睫毛に塗ったタールや バイト代で購入したルイ・ヴィトンや 一応その中に入っている携帯電話やポーチ…

人に言える趣味はないが、無趣味というわけでもない

趣味を聞かれたら何と答えるべきか。 無趣味というわけではないのだが、趣味を聞かれると困る。 「趣味がない」のではない。「人に話すような趣味がない」のだ。 例えばブログを書くことは「趣味」と言えそうだが、人には言いたくない。 「趣味」とはそもそ…

年甲斐もなく 好きだった /ぼくのりりっくのぼうよみ引退

Fruits Decaying (通常盤)(CD) 私は世間でいうところのアラサーである 同世代の方々は いったいどんな音楽を聴いているのだろうか 大人になると 音楽の話をする ということ自体 ほとんどなくなってしまうように思う astudyinscarlet.hatenablog.com 私は ぼ…

圧倒される、5月の北海道

インターネットの時代になり、世界はずいぶん小さくなった。 そんなものはただの錯覚だ。 距離はずっと変わらない。 世界の大きさは変わらない。 GWは北海道へ行っていた。 北海道までは、文明の利器・飛行機にて、2時間かからずに行くことができる。 たっ…

インスタグラムはなぜ正方形?

少しだが、HPにかかわる仕事をすることがある。 こうしてブログも書いている。 どちらも作業はPCで行うが、「スマホ対応」は必須の課題である。 スマホの表示が上手くいかないとき、 「もしもスティーブ・ジョブズが iPhone を横長に作っていたら」というこ…

夢で見た美味しそうな食べもの

知らないけれど知っている。 夢に出てくる場所はたいていそうだ。 どこかの最上階にある、エスニックなダイニングバー。 客は若い女性が3~4人。 東南アジア系の男の子がひとりで切り盛りしている。 わたしは客ではなかった。 じゃあ何だったのか、という…

付録のバッグはなぜ魅力的に見えるのか?

ホタルイカには2つの目玉が飛び出ている。わたしはこれがわりと好きである。 どうやらこれはジャガ芋の芽であるとか、もやしの髭であるとか、海老の背ワタであるとか、そういった類のものらしく、可能な限り取り除くことが望ましいとされている。たしかに、…

換気扇の中の小鳥たち

どんなに恐ろしいことも、2度目となると多少は冷静でいられるらしい。 前にも一度同じことがあった。 換気扇の中に誤って入ってしまった鳥が、出られなくなってもがいている。 そんなにここの換気扇は魅力的なのだろうか。 前のときは、どんな生き物がどこ…

つまらない飲み会の楽しみ方

最近、面倒なことからも意味を見出せるようになっている。 例えば会社の飲み会。 以前は時間の無駄としか思っていなかったのが、最近では自分なりの楽しみ方を見つけた。 話が合わない人の話こそ聞く、ということだ。 本もネットも好きなものばかり読んでい…

あの頃オレンジレンジが好きだと言っていた彼女らは今何を聞いているのだろう

「好きなアーティスト」を聞かれて、その当時一番人気のあるメジャーアーティストの名を挙げていた、誰の周りにもいたであろう彼女たちの話。 わたしは好きなアーティストを聞かれると困る。好きでもないアーティストの名を挙げるのは嫌だし、誰も知らないア…

インターネットで生き方を調べる

「インターネットで生き方を調べる」 「行き方」の誤変換でできたこの一文に思わず手を止めた。 今はそういう時代なのかもしれない。 わからないことはなんでも検索エンジンに質問。それ以外の方法なんて知らない。 それにしても、「生き方を調べる」という…

電子マネーで香典を出す日

電子マネーで香典を出す日は来るか。 通夜の席でそんな不謹慎なことを考えていた。 結婚のご祝儀などはまだハードルが高いが、もう少しラフなもの、出産祝い、入学祝い、就職祝いなどでは、お祝いにギフトカードを送ることにそれほど違和感はない。入学祝い…

ブログを読むことは「価値観のインストール」

最近とても忙しい。 忙しいといっても仕事などではなく、娯楽に忙しいのである。 数日前にとても好みのブログを見つけてしまった。 わたしは完璧主義というべきか貪欲というべきか、気に入ったブログはすべての記事を読まないと気が済まない。 もちろん、「…

根をもつこと、翼をもつこと

ほんの少し体を使う仕事をしたのだが、そのせいで背中がひどく痛い。 日頃の運動が著しく不足しているせいである。 風呂場の鏡で背中を見る。 息をするだけでも痛むのに、見た目には何の変化もないので不思議な感覚になる。 あんまり痛むから、そろそろ羽根…

持ち物の量と、「新しい環境への抵抗感」は比例する

飛行機の窓から見る世界と、見られている側の世界 「モノを捨てよ世界へ出よう」 飛行機の窓から見る世界と、見られている側の世界 こういう時代なので、わたしのような一般庶民でもたまに飛行機に乗って海外旅行など行くことがある。 飛行機の小さな窓を覗…

コーヒーは冷めていく過程を楽しむものである

「コーヒーというのは、冷めていく過程を楽しむものだよ」 店はあか抜けないが、すこぶる美味いコーヒーを出す喫茶店だった。 わたしは熱いコーヒーが好きだ。 冷めたコーヒーなんて飲む気がしない。 酒も煙草もやらないわたしの唯一の嗜好品が、熱いコーヒ…

人工知能よ、はやく私の仕事を奪ってくれ。

酒の席で、将来どんな世界になるのか、という演説を聞いていた。 人工知能がどうこうで、今の仕事はなくなって、理系じゃない人間は食えなくなる、というのがそのストーリーであった。 わたしはこの手の話に全く危機感を感じない。 仕事しなくていいなら最高…

藪医者

欠損も、空白も、私から失われたものではなく私の持ち物なのだ。 (赤坂真理「コーリング」) 世間ではポジティブであることが善とされ、やたらともてはやされているが、わたしは劣等感とか焦燥感とか嫉妬とか羨望とか後悔とか、そういう重苦しい、ネガティ…

待ちわびた「退屈」を噛みしめる

ずっとずっと退屈に憧れていた。 わたしはなぜだかいつも忙しい。 スケジュールはスカスカ、実際には忙しいことなど何もないのだが、いつも何かしらの「やるべきこと」に追われている。 やるべきことと言っても、自分でそのように思い込んでいるだけなのだが…

パン屋は実際のパン以上にいい匂いがする

パン屋というのはたいへん魅力的ないい匂いがする。わたしはぜひともその「いい匂いのパン」を買って帰りたいと思うのだが、肝心の「いい匂いのパン」が見つからない。 おそらく存在しないのだと思う。あれはきっとパンの匂いではなく、「パン屋の匂い」なの…

ポーランドの鯉

わたしがまだ小さい頃、庭の池には鯉がいて、だからわたしには鯉は特別な生き物だった。人間以外ではいちばん身近な生き物。そしていちばん遠い生き物。絶対的な他者。水のなかに、別の世界にいる。彼らと目が合うことはない。わたしは別の世界を上から眺め…

どうしようもなく自由だ

自宅のパソコンがインターネット接続を失ってから10日以上が過ぎた。わたしの心は穏やかだ。 とても充実しているので、パソコンが使えないことの不自由さなど感じる暇もない。ここ数日はとにかく文章を書いている。「モーニングページ」というワークがあるの…

父と雀

部屋の中に何かいる。 その日は朝から騒がしかった。 強い風に建物が揺さぶられるような振動。 激しい羽音。 考えたくはなかったが、そうとしか思えなかった。 ロフトは死角になっているから、そこに鳥か何かが飛んでいるのだろうか? 窓は閉めていたから、…

冷え性アピールの女

「自称冷え性」の人が少し苦手である。 冷え性であることは辛いだろうし責めるつもりははい。 そうではなくて、「わたし冷え性なのー」ってアピールしてくる人。 他人がどれくらい冷えを感じているか知りようがないというのに、どうして自分は人よりも冷えや…

捨てて後悔したものは何もない/人は後悔を重ねて生きていく

捨てて後悔したものは何もない 生きることは後悔を重ねること 捨てて後悔したものは何もない あー、あれ捨てなきゃよかったなー、なんて後悔することもあるかもしれませんが、長い目でみればたいしたことないです。 そういうときは、「これは10年後にも重要…

みかんの皮とふきのとう

幼い頃、はじめて憧れた「大人」は、みかんの皮をきれいに剥いた。 私のは皮がつながらずボロボロと細かくちぎれた。 どんなにがんばっても、その人のようにひとつなぎに剥くことができない。 大人になったら、できるようになるのだろう。 当時の私にとって…

7万円の服を買ってクラクラしている

訃報を聞いて真っ先に思うことが、香典はいくら包めばいいだろう、であったのはおそらく恥ずべきことなのだろう。 故人は私にとって会社の上司にあたる。 私は、故人にはお世話になったと思う。 しかし悲しみはまだ感じることができないでいる。 訃報は突然…