ミニマリストの小宇宙

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ミニマリストの小宇宙

minimalist's microcosm

simple & minimum

又吉直樹『劇場』と、「読むとモノを捨てたくなる本」

又吉直樹さんの「劇場」を読みました。 劇場 posted with ヨメレバ 又吉 直樹 新潮社 2017-05-11 Amazon Kindle 楽天ブックス 「恋愛小説」という触れ込みだったのでちょっと躊躇していたのですが、ある人の感想をきっかけに手に取りました。主人公は売れな…

The more we have, the more we want.(持てば持つほど欲しくなる)

The more we have, the more we want. 持てば持つほど欲しくなる。 どこかでチラッと見た一文ですが、なかなか的を得ていると思います。 持てば持つほどもっと欲しくなる。 しかし、持てば持つほど、得たものに対して感じる満足は減っていきます。 限界効用…

買うときも手放すときも。「モノ」は「コト」のために。

「モノ」から「コト」へ。 すでに使い古された感のあるフレーズになってしまいましたが、最近思うことがありました。 これが言われるのは主に消費についてで、「モノ消費」「コト消費」などと使われているイメージがあります。商品そのものではなくて、ライ…

イメージの罠。ちょっと欲しい気がするけど買わないサンダルの話

astudyinscarlet.hatenablog.com サンダルを持っていません。 暖かくなると、サンダル買おうかなー、という気分になることがあります。 去年はサンダルを買ったのですが、旅先でなくなってしまいました。 astudyinscarlet.hatenablog.com 今年も、サンダル買…

「持たない理由」は必要ない

今のわたしの場合、何かを買うときには理由を求めるけれど、手放すときにはたいそうな理由は必要としていません(買うときの理由も、別にたいそうなものではありませんが)。 一般的には逆だと思います。 浜崎あゆみの歌に、「恋愛の始まりに理由はないが、…

バッグを手放した

この記事を書いたばかりで、まだ舌の根も乾かぬ内ではありますが、バッグを手放しました。 astudyinscarlet.hatenablog.com GWの使用でかなりくたびれてしまいました。砂埃のたっているような場所にいたので、そのせいもあるかもしれません。全体的に灰色が…

シンプルライフの「お土産・プレゼント問題」に自分なりの決着がついた

持ち物や身の回りをシンプルにしたいと思うとき、人からのお土産やプレゼントを素直に喜ぶことができない、という問題がある。 わたしは最近、もらいものを素直に喜べるようになった。 わたしに何かを贈ろうとしてくれること、選んだ時間、そういった好意を…

お金関係のシンプル化に着手。

シンプルだミニマムだと言いつつ、銀行などのお金関係はあまりすっきりしていません。 年末ぐらいから、ずっと気になっていたお金関係のシンプル化に着手しています。 まずはクレジットカード。 お店では現金派ですが、毎月の固定費はカードで払っていますし…

「本が捨てられない」方へ。「捨てられない」と思うなら手放す余地はある

少し前に、持っている本はほとんど手放しました。今も手元に数冊ありますが、これはずっと取っておく愛蔵書というわけではなく、単に「今手元にある」だけです。 本が捨てられない理由は様々あると思いますが、「捨てられない」と思っているということは、捨…

「ちょっといいものを持つことで、それにふさわしい自分になれる」という幻想

「ちょっといいものを持つことで、それにふさわしい自分になろうと努力できる。だからちょっと背伸びしていいものを持とう」という考え方がありますよね。 わたしも以前はこのような考え方に共感して、必要以上に「いいもの」を持とうとしていました。 です…

スーツケースと財布の話。機能や品質は正しく適度に求める

シンプルライフにかぶれた頃は、「一生モノ」に惹かれました。 多少高くても、いいものを買って、手入れしながら大事に使う。 見た目やブランド重視、そして「一生モノ」に弱かったわたしは無理してリモワのスーツケースを使っていました。 安い買い物ではあ…

好きなもの、貴重なものを手放すことについて

少し前に、本が2冊だけになったと書きましたが、さらに1冊手放したので持っている本は1冊になりました。 astudyinscarlet.hatenablog.com 好きな本を手放す 好きな本を手放すと、誰かがそれを読むかもしれません。 「古本屋で手に取った本が面白かった」…

手放した3冊の本。厳選した本も永遠ではない

わたしは本を5冊持っていますが、これらも徐々に手放そうと思います。 5冊の中から、まずは3冊手放しました。 「口の中の小鳥たち」 サマンタ シュウェブリン 「銀の匙」 中勘助 「エレンディラ」 ガブリエル・ガルシア=マルケス 「口の中の小鳥たち」 …

捨てたもの、止めたもの、変えたもの

先日、「買うのをやめたもの」について書きましたが、他にもあるのでまとめておきます。 手放したもの ヘアアクセサリー astudyinscarlet.hatenablog.com カフポニーは手放しました。やはり飾りのないゴムの方が潔くて好きです。 クリップは使っています。 …

モノがあるとモノが増える。いいかげん買うのやめよう、と決めたもの

astudyinscarlet.hatenablog.com 毛玉取り器が壊れたので捨てました。 これは3台目です。 安いものではありますが、もう買うのはやめようと思います。 毛玉取り器は数年前には大活躍でしたが、現在持っている服の中で、毛玉取りを必要とするものは1枚だけ…

靴を減らす。玄関がすっきりするととても気分が良い

astudyinscarlet.hatenablog.com 靴を少し減らしました。 処分したのは、ウォーキングシューズとローファーの2足です。 これまで玄関には通勤用の3足を並べていましたが、数が減ったのですべて靴入れに入るようになりました。 靴を出しておかないようにし…

「感銘を受けた本」は手放していい

本には様々な知恵や知識が詰まっている。 こちら(→「やりかけのこと」を大掃除)の記事で少し触れたので、カレンキングストンの本についてもう少し書きます。 新 ガラクタ捨てれば自分が見える (小学館文庫) posted with ヨメレバ カレン キングストン 小学…

「断捨離」は単に「物を捨てる」ことではない。執着を手放す「離」の話

「捨てました」という言葉には、どこかうしろめたさがあるのだと思う。 まだ使えるものを捨てるなんてもったいない。贅沢だ。ミニマリストなんて金持ちの道楽だ。 「断捨離しました」という言葉には、ポジティブなイメージがある。 古いものを捨て、前に進む…

何もない部屋にもすべてがある。Omnia mecum porto mea.

何もない部屋にもすべてがある。 どこへ行ってもすべてがある。 なぜならそこに私がいるから。 そういう感覚が理想だ。 「レスイズモア」とか「足るを知る」とかの言葉にも共感するが、私にはそれ以上にしっくりくる言葉がある。 私のものはすべて、体といっ…

「やりかけのこと」を大掃除。未完了のものを一掃して新年を迎える

今年のうちにブログの大掃除をするつもりです。 具体的には、書きかけの下書きを一掃しようと思っています。 途中まで書いてやめたもの、最後がうまくまとめられないもの、アイデアだけメモしたものなど、未完成のものがたくさんあります。カレンキングスト…

金子由紀子さんのシンプルライフに学ぶ

わたしが「ものを持たない暮らし」に興味を持った頃、All Aboutの「シンプルライフ」のページをよく見ていました。 7~8年前の話です。 ミニマリストになるまで シンプルライフの記事を書いていたのは金子由紀子さんです。 お部屋も心もすっきりする持たな…

自分がいつも使っている消耗品・使わない消耗品のリスト

自分がどれくらい消耗品を使って生活しているのか気になったので、リストアップしてみました。 食品・衣料品は除きます。 現在日常的に使っていて、無くなったらまた買うもの 現在使っているけど、無くなってもすぐに買う必要は感じていないもの ここ1年ぐら…

あるうちは大事にする。なくなったらあきらめる。

ある会話の中で、「あるうちは大事にする。なくなったらあきらめる」という言葉を聞きました。 個人的には好きな考え方です。いろんなことに当てはまると思います。 持ち物もそうだし、若さとか、健康とか、人間関係にも多少そういう面があるかもしれません…

すべてのCDを手放した

CDを1枚だけ持っていた。「diego schissi quinteto」の「tongos」というアルバム。 わたしはこのアーティストについてほとんど何も知らない。読み方もわからない。どこの国の、何というジャンルの音楽なのかも知らない。でも音楽はとても良い。 部屋ではあま…

会社のデスクを片づける。職場に私物を置かない

職場に置く私物はなるべく少なくしたい。 長いこと勤めていると、会社のものと私物との境界が曖昧になってきます。日ごろからデスクはきれいにしている方ですが、 時間ができたので、会社を辞めることを想定しながら片づけてみました。 引き出しにストックし…

「命を救った道具たち」―探検家の45の道具と知恵

ロシアのアムール河で突然、乗っていた船が壊れた。その時、わたしがバックパックの中から取り出したものとは――。ロビンソン・クルーソーの家を発見した探検家・高橋大輔が命を保つために使い続けてきた道具たちと探検世界を語りつくす。 探検家・高橋大輔さ…

こだわらなくなった今の方が好きなものに囲まれていると思う  

お気に入りだけの生活にあこがれて、お店やネットを探しまわったり、評判を調べたり、吟味してモノを選んでいた頃よりも、それほどこだわらなくなった今の方が好きなものに囲まれていると思う。 単純に「それほど気に入っていないもの」が減ったから、という…

持ちものをシンプルにすること・かばんの中身と「鞄の中身」

私の鞄には沢山のものが詰め込まれているその中身を何時も他人には内緒にしている恥ずかしいもので埋め尽くされているのに突然死を迎えた場合それらが遺品とされる 東京事変の「鞄の中身」という楽曲である。わたしが死んだ場合遺品となるものは何も鞄の中身…

「シンプル」とは、「自分が見えている」状態である

「シンプル」とは――今いちばんしっくりきた2つの言葉 國分功一郎氏の文章をきっかけに、シンプルということについて考えた。 究極のシンプルとは、「自分」ではないだろうか。 要らないものを削ぎ落として、最後に残るもの。 生まれた時から、死ぬ時まで、…

「シンプル」とは――今いちばんしっくりきた2つの言葉

「シンプル」がブームになってずいぶん経ちますが、世間にあふれる「シンプル」にはどこか違和感がありました。とはいえ、シンプルという言葉にはやはり目がいきます。 一時期のように熱心にチェックすることはありませんが、今でもときどき「シンプル」をう…

使用していないアカウントを消す

最近、使用していないアカウントの削除を行っている。かつて Evernote のアカウントを作成したが全く使用していない。そもそも自分には必要ないサービスだったのだが、当時はこういうライフハック的なことに凝っていて、なんとなくカッコイイから使い始めた…

旬を過ぎた情報は捨てる。常に新鮮でいること

ミニマル化の手段としてよく用いられるのが「デジタル化」である。たしかにこれならばかさばらない。しかしわたしはデジタル化には懐疑的である。データ化して見た目がスッキリしても、実際には所有の形態が変わるだけだからだ。(部屋をすっきりさせたい、…

ちいさなストレスをなくす

無意識のストレスに気付く ストレスにもいろいろありますよね。人間関係のこととか、仕事のこととか。 日常の中にも、自分でも気づいていない「小さなストレス」があるかもしれません。 これらは当たり前になってしまっているために自分ではなかなか気づきに…

こんまり式「人生がときめく片づけの魔法」で職場を片づける

上司が「人生がときめく片づけの魔法」を読んだので職場の片付けをすることになりました。 本を読んだ上司曰く、「片づけができる人は取捨選択ができる人」。 こんまり氏の言うところの「ときめき感度が上がる」というやつでしょうか。 小難しく言うとこうい…

モノを捨て、惰性と執着を捨てる

ノートを1冊捨てた。中身は、読んだ本の記録。といっても、引用や感想などを書いていたわけではなく、読んだ本のタイトルと著者名を羅列していただけである。 ここ1年ぐらいは書くのも面倒になっていたのだが惰性で続けていた。誰に迷惑をかけるわけでもない…

「捨てるブームに乗ってモノを捨てる」という行為は、流行の服を買うことと本質的には変わらない

流行なんて5年前から決められてるんだからシンプルで質のいい服を着るべきだ、なんてあなたは言うけれど、それも5年前に決められた流行かもしれませんよ? 「流行なんて、5年前から決まってるんだよ。だから流行なんかに踊らされるやつはバカだ。そんなもの…

捨てて後悔したものは何もない。人は後悔を重ねて生きていく

捨てて後悔したものは何もない あー、あれ捨てなきゃよかったなー、なんて後悔することもあるかもしれませんが、長い目でみればたいしたことないです。 そういうときは、「これは10年後にも重要な問題だろうか?」と考えるといいですよ。何かの本で読みまし…

「捨てられないものには、その人のコンプレックスがあらわれる」説について

「使っていないのに捨てられないものには、その人のコンプレックスがあらわれる」とはよく言ったものです。 おしゃれに見られたいから、着ない服でも捨てられない。 知的に見られたいから、読まない本でも捨てられない。 私は映画でした。 映画が好きだからで…

100円のものでも大事にすればいいと思う

安物買いの銭失い。安かろう悪かろう。安いことは何かと目の敵にされがちです。断捨離したら、100円ショップで買ったものはほとんど残らなかった、なんて話もよく聞きますね。 私は、安いから、100円だから悪いとは思いません。たしかに、作りが甘かったり、…

自分の人生を左右した1冊の本と、自分の人生を左右した1枚の札は、たいてい手元にはない

本を手放しても、その本を読んだ経験は残る。 本を読んだあとは、「その本を読んだことがある」人生に変わる。 (その本を読んだばっかりに、というケースも含む。) 電子書籍だからといって無尽蔵にとっておくことはしない 本を電子化して手放す、というの…

「ミニマリスト」という消費。記号ゲームは続いている。

「ああ、YOSHIKIは世界に絶望して髪を立てているのね。素晴らしいわ。」 誰も自分をわかってくれない、という主張が共感を集める。 それは、自分とよく似た者たちだけの小さなコミュニティだから成立するのであって、 多くの人々が喝采で迎えたら、本人は矛…

「モノは最低限、幸せは最大限」を「経済学」で考える。ミニマリストは幸せか?

はじめに 効用について 限界効用逓減について 最適な消費量/限界効用は本当に逓減するのか? 効用の過大評価/効用を正しく評価できているか? ミニマリストになると幸せになれるの? 最後に はじめに 昨今のミニマリストブームにより、「ミニマリストにな…

生活や言動が「ミニマリスト」に囚われるようになったら終わりだと思っている

ミニマリストのパブリックイメージは「なんにもないすっきり部屋に厳選した上質なものを少しだけ持つおしゃれで豊かな暮らし」になりつつある。少なくとも、ミニマリスト本ではそのように演出されている(TVはちょっと違うようだが)。 みなさん素敵だと思いま…

「合理的」とは無駄を省くことではない。自分の幸せのために最適な道を選択することである。

私は自分の楽しみのためにブログを書いている。考えることや、文章を書くことが好きだ。 ブログを効率よく早く書くということはあまり考えない。趣味の時間だからだ。 人から見れば無駄にしか見えないようなことでも、自分にとって価値があればいい。 同じ会…

「厳選」したいのは「持ち物」ではなく、「何をするか」

大事にしたいのは、持ち物の厳選ではなく、資源をどう使うかの厳選。 限られた時間や、お金や、労力を、どこに注ぐか。経済的な節約ではなく、資源の最適な配分です。 だから、外見上は「節約」に見える場合もある。(重視しないものごとへは「経済的な節約」…

無駄が文化を生むという話について

たけしさんがミニマリストを一蹴したそうで。 阿川佐和子は、無駄こそが人間の良さだと切り出し、ミニマリストに疑問を呈する。すると、たけしも「文化っていうのは無駄だからね」と、無駄の必要性を訴えたのだ。 たけしはミニマリストの無欲な生活からは、…

「所有税」を考えると自分にとってちょうどいい適量がわかる

モノを持ちすぎると不自由になる。でも、どれぐらいの量がいいの? 誰かが、服は何枚とか、食器はいくつとか、本はここに入るだけとか、これは要るとか要らないとか言ったとしても、そのまま真似して上手くいくわけではありませんよね。参考にとどめるのが良…

「部屋をシンプルにしようと思ったらおしゃれと思ったものをいろいろ買ってしまう」

「部屋をシンプルにしようと思ったらおしゃれと思ったものをいろいろ買ってしまう」 長いですが、この言葉で検索し、当ブログにたどり着いた方がいたようです。なかなかリアルな言葉ですね。お気持ちよくわかります。シンプルライフの罠にお気をつけください…

日々生前整理。デジタル遺品問題

もし自分が死んだら、ブログは消したいですか? それとも、残したいですか? フェイスブックだと、こういうものがあるんですね。 私が死んだ場合、アカウントはどうなりますか。 | Facebookヘルプセンター | Facebook 自分が死んだらネット関係のアカウント…

いい方法があるなら、従来のやり方に固執する必要はない

この国における筆記具の品質は高い。100円のボールペンであっても、はずれを引くほうが難しい。 大事なのは、何を使うかではない。必要なときに、すぐに手に取れること。 どんなに書き心地がよくても、思考のスピードには追いつけない。だからもう、書ければ…