ミニマリストの小宇宙

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ミニマリストの小宇宙

minimalist's microcosm

着飾るのをやめることは、「女を捨てる」こととは違う

 

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女性だけが、肌やムダ毛の手入れに必死になり、毎日きれいに化粧をし、まつげの一本にまで神経を尖らせ、エステやサロンに通い、ブランド品や流行のファッションで着飾るのはなぜでしょう?

女なら当然? それはメディアや様々な外的圧力が作り出した理想の女、理想の「消費者」です。女が消費をするように持ち上げられているのです。(女性たちも楽しんでいるのだからいいじゃないかという批判もありそうですが。楽しいと思えるうちは、大いに楽しむのが良いと思います。)

大きすぎる美容・ファッション業界の維持には、女性たちの消費が不可欠です。企業はそのために欲望を作りだす必要があるのです。メディアのスポンサーはもちろん企業です。

そのこと自体は批判しません。成熟した経済社会を維持するにはそういう消費が必要です。ただ、私は、そこから抜けます。

これまで、女性(私も含め)は、美容やファッションという名目で時間やお金を搾取され続けてきました(近年では男性向けの市場も活発です)。でも、着飾るのをやめたところで、女でなくなるわけではありません。

部屋が汚いとか、恋愛しないとか、おしゃれしないとか、その程度のことで自虐的に「女捨ててる」なんていう人がいますが、それはまさに「メディアが作り出す素敵な女性像」から離れている、という感覚なのだと思います。

私は髪も染めないし、スキンケアも、化粧もしません。服はユニクロです。

しかし「女捨ててる」とは全く思いません。

むしろ、そぎ落としてシンプルになればなるほど、女らしくなると実感しています。

女は死ぬまで女です。たとえ嫌でも、捨てられるのものではありません。口紅を塗るから女、ではないのです。

私は今の自分が今まででいちばん好きだといえます。年を重ねることにも、紫外線を浴びることにも、以前のような恐怖は感じません。

たかだか化粧くらいのことでおおげさに感じるかもしれませんが、私にしてみれば、化粧(という常識)をやめたことで、まるで生まれ変わったかのような圧倒的な自由を感じているのです。

雑誌が啓蒙する流行のファッション、キラキラのジェルネイル、セレブもやってる最新のダイエット、インスタグラムのおしゃれな撮り方・・・メディアが提供する最新素敵女子のライフスタイルなんか無視してかまいません。

どこまで追いかけても、ゴールはありません。経済は、回り続ける必要があるからです。(その最たるものがアンチエイジングだといえます。今後も対象年齢は上がり続けるでしょう)

乗せられて消費をするのは、楽しいです。最初のうちは。しかしそれが義務や脅迫観念に変わってしまったら、いつまでも「善き消費者」でいる必要はありません。やめてもいいんです。一瞬でも、疑問や違和感を感じることがあったら、その気持ちを、きっかけを、大事にしてほしいと思います。

やめてしまえば、なんてことないです。想像以上の開放感におどろくと思います。それに、いつでも戻れます。美容もファッションも、自分が欲しいときに、いいとこだけちょっと楽しむ、そのほうが自由だし、贅沢に感じます。

 

美しさの基準を更新すれば、永遠に「美」を失うことはない。