ていねいに生きる。
ていねいに暮らす。
素敵なことだと思います。でも、それが義務になると、苦しくなる。
「ていねい」を欲張ると、逆に大量の「作業」に追われるようになってしまう。
ていねいに暮らそうとして、疲れてしまうのは本末転倒です。
「ていねい」は気持ちの問題なので、インスタントのコーヒーでもていねいに淹れることはできます。
注ぐ前にカップを温めるだけでも、ていねいだと感じます。
以前は、ミルで豆を挽いたり、多少凝ったことをしていました。
しかしこだわりが多すぎると、コーヒーを淹れるだけのことが億劫に感じるようになってしまいます。
ていねいに暮らすということは、雑誌の中の「ていねいな暮らし」のライフスタイルを形だけ真似することではありません。
ていねいにすることは、過程を増やしたり、複雑にすることとは違います。
こだわりの道具も必要ありません。
簡単なことを、ていねいに行うこともできるのです。
ていねいは、目の前のことに集中すること。
マインドフルネスってこういうことなのかも。