ミニマリストの小宇宙

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ミニマリストの小宇宙

minimalist's microcosm

お金を失ったときの考え方

 

大学の生協からハガキが届いていた。 

 

「出資金の返還請求はお済みですか?」 

 

卒業して5年以上経つからずいぶん今更な話だが、そういえばそんなものを払った気がする。出資金は返還請求をすれば払い戻されるらしい。請求しないと返してもらえないシステムには疑問が残るが、請求すれば出資金の2万円が返ってくるようなので手続きをする。用紙に必要事項を記入して郵送するのだが、ここで困ったことになった。「組合員証」の返却が必要なのだ。組合員証。どこにやったか考えるまでもない。捨てたのだ。 

不思議なほど後悔を感じなかった。もともと忘れていたものだ。これで面倒な手続きをしなくて済むとさえ思った。

人はお金を失ったり手に入れ損ねたりすると強い後悔を感じるが、実際には「失ったとしても一番取り返しがつく」のはお金である。わたしはもともと思い出の品などには拘泥しないタイプだが、この手の品物は一度捨ててしまうと2度と手に入るものではない。人の信用なども、一度失えば再び得ることは難しい。しかしお金であればまた稼ぐことができる。そういう意味で、実は一番取り返しがつくのだ。もちろん金額によるが。

 

基本的には「お金は回りもの」ぐらいに思っておくのが良いと思う。

ただ、これはわたしが現在「特別お金に困っていない」からであって、もしも何かがあってお金が必要になったときには、わたしは生協に「組合員証を紛失したのですが出資金は返してもらえますか」と問い合わせるかもしれない。その場合にはもちろん、面倒な手続きをすることもやぶさかではない。