ミニマリストの小宇宙

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ミニマリストの小宇宙

minimalist's microcosm

スーツケースと財布の話。機能や品質は正しく適度に求める

 

シンプルライフにかぶれた頃は、「一生モノ」に惹かれました。

多少高くても、いいものを買って、手入れしながら大事に使う。

 

見た目やブランド重視、そして「一生モノ」に弱かったわたしは無理してリモワのスーツケースを使っていました。

安い買い物ではありませんでしたが、「ずっと使えるから、長い目で見れば高くない」と信じていました。

ですが、重くてとても扱えなかったので、一生どころか数年で手放してしました。

5回も使っていないと思います。

 

見た目もたしかに大事ではありますが、軽くて扱いやすいことの方が、よほど大事なことでした。

それに、リモワは頑丈ですが、万一のことがあっても、盗まれて困るようなものは手荷物で持っています。

リモワのスペックや価格というのは、わたしには「過剰」でした。

見た目も分不相応というか、あまり似合っていませんでした。 

 

今は無印良品のスーツケースを使っています。

これぐらいの品質があれば十分です。

astudyinscarlet.hatenablog.com

 

質にこだわるのもいいですが、とにかく質が高ければ良い、というわけではありません。

例えば、「ネットを見る程度の利用なら、ハイスペックなパソコンは必要はない」とか、「カメラの画素数は、多ければ多いほどきれいというわけではない」とか、よく言われますよね。

過剰なハイスペックは必要ないのです。

 

話は変わりますが、少し前に財布を買いました。

astudyinscarlet.hatenablog.com

 

ごく普通の財布です。

ハイブランドでもないし、すごく凝っていたりすごく安かったりするわけでもありません。

これぐらいが「ちょうどいい」という感覚です。

 

以前、「極小財布」というものを使っていたことがあります。

BECKERというドイツのメーカーのもの。

小さいわりには使いやすいのですが、今思えば、ここまで小さいものである必要はなかったと思います。

「シンプルに」「ミニマムに」という思いが行き過ぎていたのかもしれません。

財布だけすごく小さくても、落としたりしやすいですし。

 

極小財布の次はダイソーの財布を使っていました。

今から思うと、ダイソーの財布を使っていたのは、ブランドの財布や極小財布のように、「持ち物にこだわる」ことへの反動みたいなものがあったのかもしれません。

財布なんて所詮入れ物だから何でもいいはずだ、というような。

astudyinscarlet.hatenablog.com

 

「一生モノ」を求めて必要以上に質の高さを追及することも、

「ミニマム」にしようと必要以上に小ささを求めることも、

「こだわらない、使うことさえできれば良い」と必要以上に質を落とすことも、

どれも過剰なことだったと思います。

 

何の商品だったか忘れましたが、かつて、「象が踏んでも壊れない」というキャッチコピーがありました。

簡単に壊れるようなものでは困りますから、ある程度の品質は必要です。

ですが、日常で持ち物を象に踏まれる心配などほとんどありません。

どれくらいの品質が必要なのか、自分はどこまでのものを求めるのか、こういうことが分かっていないと、「質は高い方がいい、機能は多い方がいい」と妄信してしまったり、誰かの「Aという製品よりもBという製品の方が価格は高いけどスペックがいいからおすすめ」という評価(評価というより個人の感想にすぎないのですが)を鵜呑みにしてしまったりするのではないでしょうか。

 

まとまりのない話になってしまいましたが、

品質や機能は高ければ高いほどいい、というわけではなく、適度で良い、ということです。

そしてその「適度」を判断するには、自分が何を求めるのかちゃんとわかっている必要がある、ということです。

 

これまでさんざん無駄な買い物をしてきましたが、こういうことを考えられるようになったという点では、多少は役に立っているのかもしれません。