ミニマリストの小宇宙

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minimalist's microcosm

なぜインターネットの情報を信じてはいけないのか

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ネットの情報は信用に値しないとよく言われる。

そのほとんどは素人が書いているからだ。

今更言うまでもないことだが、わたしは自分が「書く側」になってそのことがよく分かった。

 

なぜ似たようなサイトが多いのか。

なぜこの書き方なのか。

なぜこの画像を良く目にするのか。

 

恥ずかしながら、わたしはほんの1年ほど前までまとめサイトのキュレーターは自己満足でやっているものだと思っていたし、暦変換などの便利なサイトについても、善意で提供されているものと思っていた。

 

言うまでもないがこれらのサイトには広告が貼ってあるのである。後者はこちらとしても便利に使っているのでいいとしても、前者はひどい。道理でいい加減な情報が多いわけだ。転載に次ぐ転載。誰かがつくったまとめのまとめ。「まとめサイトへの転載お断り」なんていう文言を明記しているブログもあるが、わたしなどはブログを始めたばかりの頃、まとめサイトに取り上げられたことをむしろ喜んでいたのだから無知もいいところだ。

 

当時わたしはまとめサイトへの転載を「評価」だと感じていた。しかし悪意ではないにせよ、材料として利用されているだけだということにだんだん気が付き始めた。

 

キュレーターは素人だ。審美眼があるわけでもない。その分野に詳しいわけでもない素人が、軽くサーチして見つけた情報に優劣をつけて切り取ったり並べたりしているにすぎない。それを承知の上で利用するならばまだしも、それがまるで決定版のように扱われ、無知な人々を導くとしたら、こんなに恐ろしいことはない。

 

愚者が愚者を導く。玉石混交の海を、素人のキュレーションで渡る。そしてこの海に、「玉」は、きわめて少ない。ただただ流されるばかりだ。

 

自分でブログを書くようになって、昔は気にも留めなかったようなことがいろいろと目につくようになった。

どのブログサービスを使っているか。

広告はどこに貼っているか。誰のものか。

画像は自分で撮影したものか、無料サイトのものか。

この人は何のためにこれを書いているのか。

広告の種類を見て、それなりの訪問者がいるサイトだと見当をつけることもある。

 

このブログにも広告を貼っている。

何よりの収益は、この海の仕組みが以前より分かるようになったことである。

流されるだけのわたしの目は今ようやく開かれつつある。

わたしの手を引いていたのは、信ずるに値する人たちではなかった。

わたしと同じ、無知な素人なのだ。

 

この記事は広告や素人キュレーターを糾弾するものではない。

真偽を確かめることもしないで好き放題に書かれた「素人の情報」のひとつにすぎないから、この記事自体、信ずるに値しない。