ミニマリストの小宇宙

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minimalist's microcosm

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「いいものを長く使う」の落とし穴

 

 

「シンプルで上質なものを長く使いましょう」的なライフスタイル提案はもうお腹いっぱいなのですが、

シンプルは好きです。

上質も、安っぽいよりはその方がいいと思っています。

 

ただ、やっぱり「長く使う」ことは難しい。

 

というのも、自分も、環境も、変化するからです。

 

astudyinscarlet.hatenablog.com

 

 

最近、長財布を手放しました。

(1年以上使用したものですが、定価の1割ほどで買い取っていただけました)

 

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クレジットカード払いなどで現金をあまり使わなくなり、カード一枚出し入れするのに、長財布は大きすぎると感じるようになったからです。 

 

手放した財布は、厚みのある革でしっかりと作られていて、もの自体は「いいもの」です。

まだまだ壊れる気配はありませんでしたし、デザインや使い勝手も、気に入っていました。

 

ですが、それは「長財布が必要」という前提があってこそ、です。

今のわたしの暮らしには、重くかさばる長財布は「合わない」のです。

気に入ってはいますが、使わないのに持っておくというほどではありません。あくまでも、実用品として気に入っていたのです。

 

もちろん、かさばる長財布を使い続けても良いのですが、

モノに暮らしを合わせるよりも、「暮らしに合わせてモノを変える」ほうが自然だと思います。

 

 

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自分も、社会も、変化します。

ライフスタイルは変わるし、変わることが自然です。

 

上質なスーツやビジネスバッグ、名刺入れなどを揃えても、仕事をやめたり変わったりすれば、それらは必要なくなってしまいます。

10年着られる服でも、トレンドや年齢などで10年後に着ることは難しいでしょう。

20年使える財布を買っても、20年後には、キャッシュレス社会で財布というものは要らなくなっているかもしれません。

100年使えるモノについては、申し上げるまでもないですね。100年後、持ち主はこの世にいないのです。

 

 

モノが「長く使える」からといって、それがこの先ずっと自分のライフスタイルにフィットするとは限らないのです。

 

 

だからといって、すぐにいらなくなるだろうから適当な安物で済ませよう、という風には思っていません。

ですが、必要以上に「いいもの」「上質」「長く使える」「長い目でみればお得」に惑わされることも危険だと思います。

 

特に、少し無理をして高額なものを買おうとする場合は、無理をする言い訳にこれらを使っていないか、気をつけると良いと思います。

(最たるものは、持ち家です)

 

 

いいものを長く使うライフスタイルそのものは、きっと素敵なことだと思います。

 

ただ、一生使えるモノでも、一生は使わない(使えない)かもしれない。

 

変化に柔軟でいるためには、「いいもの」にフォーカスしすぎるのはバランスが悪いのです。

 

わたし個人として、「失いたくない」と思うようなモノはあまりたくさん持ちたくない、という思いもあります。

(そういうお気に入りのものも少しくらいは持っている方が楽しいと思いますが、少しで十分です)

 

 

上質を追求した高級品でもなく、安さを追求した粗悪品でもなく。

そんなことを考えていたら、「無印良品」がこれほどまでに人気があるのも、うなずけるような気がしました。 

 

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