ミニマリストの小宇宙

ミニマリストの小宇宙

minimalist's microcosm

・ミニマリストの小宇宙・

Newspeak/「本を読むと世界が広がる」の意味/マンボウを見るときの気持ち

 

 

今読んでいる本 ジョージ・オーウェルの「1984年」についてなんですけれども

 

 

 

古典的な名作で有名な作品ですが実は初めて読んでいます

図書館で目に留まってなんとなく手に取ったんですよね


そしてですねまだ本当最初の数ページぐらいしか読んでないんですけれども

もうそれどころではないと言いますか

面白いなんてもんじゃないですね

 

ニュースピークというものが登場するんですけれども

これがまあ面白くてですね本編を読むどころではなくなってしまったんですね

 

ニュースピークというのは

言語なんですけど

ある目的をもった

人工的な言語

といった感じです

 

通常言葉というのはどんどん増えていきます

毎年新語流行語なんてのもありますけれども

言葉はどんどん増えていく

それは新しいものやことが増えていくので

それに伴って当然言葉が増えていくということになるんですけれども

 

ニュースピークの場合はこれをどんどん縮小していくことによって思想思考を限定する、よろしくない思想についてはその言葉そのものをなくしてしまうことでその思想を排除しようというそういう仕組みですね

 

この逆を考えると

言葉が増えるつまり自分の語彙を増やすことは自分の思想思考を広げることに他ならないということができます

 

本を読むことで世界が広がるというのは

要するにこういう側面も持ち合わせているのではないかと

そういう風に感じました

 

新しい言葉を手に入れることは新しい思考を手に入れることである

それはつまり世界が広がるっていうことですね

 

 

例えば愛という言葉が存在しない時 愛について考えることができるかという問題があります

ニュースピークの場合は 言葉がなければ考えることはできないだろうと踏んでいるわけですね

 

 

ただ、言葉にできない感情

というのもありますよね

 

例えば私がマンボウを見るときに感じる感情

これには名前がおそらくないんですよ

それは恐怖でもあるし嫌悪感でもあるし興味や好奇心でもあるしなんともいえない甘美な戦慄で

何でしょうねすごくぞくぞくする感じ

戦慄といっても本当に怯えるというよりは怖いもの見たさというのに近いです

不適切な表現かもしれませんが私にとってマンボウって奇形にしか見えないんですよね

この世の生き物とは思えないと言うか

例えばあれが宇宙のどこかの惑星にいるとか放射能の影響でこうなったとかであれば納得できるんですけれども

そしてマンボウを異常だと感じるのと同時に

じゃあ正常ってなんだろうとか

ほかのいきもの、例えば魚のかたちはなんで変だと思わないのか

そんなことまで考え出して

とにかくマンボウを見ると心がざわつくわけです 

 

私がマンボウに抱くこの感情を例えば マンボウ感 みたいな名前

つまり言葉ですね感情に名前がついているとしますね

そしたらこれを誰かと共有できるのかもしれません

でもこれに名前がないからこそ今ある言葉を使って何とかしてこの感じを伝えようとするし

それによって文学とかが生まれるとも思います

 

だから

言葉は思想を規定するけれども

制限があるからこそ生まれる表現もあって

 

うまくまとめられないですけど

そういう感じです

 

 

作家の赤坂真理さん

この方は私が中学生の頃心酔した作家さんですけれども

本のあとがきか何かで

小説のテーマを聞かれると困る

それが一言で答えられるくらいなら小説なんて書かない

そんなことを言ってましたね

 

 

ジョージ・オーウェルの本はまだ最初の数ページなのでとりあえず最後まで読みます

読み終わる前に感想を言いたくて仕方がないなんて初めてかもしれません

それくらい 

面白いなんてもんじゃない本です

 

名作は読んでみるものですね