minimalist's microcosm

ミニマリストの小宇宙

今好きなものを今楽しむ

 

 

 

 一度好きになったからといって

その後もずっと好きで居続けるとは限らないし

そうする必要もない

 

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好きなものを自覚する危険性

自分はこれが好きだっていうことを自覚すると

その後は本当に好きなのかどうかっていうことをあまり考えなくなってしまうのではないかという話です

 

自分はこれが好きなんだって言う そういう認識の方が勝っちゃって

本当に好きかどうかってちょっと危うくなっちゃう時ってあると思うんですよ

 

初めは確かに好きだったんですけど

それを一度自覚してしまったがゆえに

それは絶対的なことみたいに思い込んでしまって

もうそんなに興味がなかったりする事実になかなか気がつけない

 

こういうことは割とあると思うんですよね

 

例えばあるアーティストのある曲が好きだと思ったとしますね

それで そのアーティストが好きなんだと

自分はその人が好きなんだっていう風に思って

だんだん本当に好きかっていうのはあまり考えなくなって

そのアーティストの曲だから好き 無条件で好きみたいになっちゃう

曲を聴く前からもう好きっていう前提になってる

 

でも時間がたつと自分はそのアーティストのことを

もうそんなに好きじゃなくなってる場合があるんですね

もうそれほど好きじゃなくなってるんだけど

自分はそのアーティストのファンであるっていうアイデンティティーが強すぎるがゆえに気が付かないことがあるんです

 

変化を認めて、受け入れる

好きなものは変わるし

昔好きだったものを今は昔ほど熱中できないっていうことはもう仕方がないことです

だから今好きなものは大事にしたらいいと思うんです

今好きなものは今楽しむということです

 

それから

自分はこれが好きなんだっていうことを

自分のアイデンティティとして強く自覚しすぎることは危険であるということです

 

自分は「今は」これが好きなんだっていう気持ちでいればいいと思うんです

もちろんずっと好きならそれはそれでいいんですけど

 

ただ

一度好きになったものをずっと好きでい続けることは難しいしそうする必要もない

もう好きじゃないのにいつまでも執着しているって言うのは一番避けるべき事態ですね

 

必要なものは変わるっていうことについてはこれまでも何度か書いていますけれど

好きなものも変わるっていうことですよね

 

考えてみれば当たり前なんですけど

「好き」とか「必要」とか 「これは 大事」っていうのは全部

「その時のもの」なんですよね

 

その時はそう思ってるんだけど 変わることもあって

でも一度そう思ってしまうと 見直さなくなる

もうそういうものだっていう風に認識してしまって

聖域視じゃないですけど もう考えなくなっちゃうんですよ

 

別に何かが好きだっていうことは全然悪いことじゃないし

ずっと同じものが好きだっていうのも素晴らしいことなんですけど

でも本当に好きなのかなって 疑ってみると

案外そうでもなかったり

最初に好きになった頃と同じ熱量ではないっていうことに気がつくかもしれません

 

それは 少し寂しいことではあるんですけど

自分の アイデンティティの一部を失うっていうことですから

 

でもそれをすることによってすごく 軽くなれると 思ってます

 

過去に好きだったものを手放す

私は最近 Podcast の購読を全部解除しました

購読してると新しく更新された音源がパソコンにたまっていくんですけど

聞いてないのがどんどん増えていって

たまに まとめて消費するみたいなことが多かったんです

もうほとんど義務みたいになってたんですよね

 

本当に好きで聞きたかったら すぐ聞くから 溜まらないです

自分の中で これを聞く優先順位は

もうだいぶ低いところまで行ってたってことですよね

 

でも私はこれが好きだって思ってたから

こんな義務みたいなことも 続けてたんです

 

解除したらすごくさっぱりしました

少し寂しい気持ちはありますけど

もう追いつこうとしなくていいんだっていう 開放感の方が大きかったです

 

これまでの私の姿勢は

過去好きだったものを後で聞こうと思って溜め込んでいる状態でしたから

何て言うか全然 今 にフォーカスしてない状態でしたね

意識高い言い回しはあまり好まないのですけれど

でもそんな感じです

 

「今を生きる」なんて言うと

なんだか漠然としてよくわかんないですけど

 

「今好きなものを今楽しむ」

ということなのかなと 少しだけわかったような気がします