ミニマリストの小宇宙

ミニマリストの小宇宙

minimalist's microcosm

・ミニマリストの小宇宙・

「モノに支配されない暮らし」って? モノも人も自然も、自分の思い通りにはならない

 

 

「モノに支配されない」

「自分が主でモノは従」

「モノでなく自分が主役」

「モノに支配される暮らしをやめて、自分の暮らしを取り戻そう」

 

というようなことをよく聞きます

私もモノに支配されるのは嫌です

 

ただ

モノに支配されないということは

モノを悪者にしたり こちらがモノを支配したりということとは少し違います

 

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モノを支配するということは主従関係で言うと

自分が「主」でモノが「従」ということですから 一見良いことのように見えます

ですが

これはモノに支配されているときと矢印が変わっただけで

とても強い関係性を持ったままです

 

自分がモノを支配しているという状態では

例えば自分の持ち物が 何者かによって損なわれてしまったという場合に

自分の持っているものが損なわれたと 感じざるを得ません

それは自分が傷つけられたのと同じような痛みを 伴うのです

 

モノに対して 自分のもの だと思っている状態っていうのは

執着を生みやすい状態でもあります

モノを支配しようとするとそれが執着になりやすいのです

 

 

簡単には手に入らないものを欲して

無理して働いたり

ネットオークションの画面に貼り付いたり

手に入れる前からモノに支配されている

という場合もありますが

 

はじめは モノを支配する側(と自分では思っている)である場合もあります

自分がお金を出して手に入れる 自分のものにする

ただそれを 自分の物だと思うにつれて

それを失いたくないという思いがだんだんと自分を下に追いやってしまって

ついには関係性が逆転してしまうのです

 

 

はじめは自分が主のつもりでいるけれどやがて逆転していく

それは構造的には必然です

支配する者は同時にその対象によって支配される者でもあるからです

 

共依存とは言わないですけど

極端なことを言えば

DVされる側からDVする側になりましたっていうのは

支配から自由になりましたってことではないですよね

 

モノに支配されないために矢印を逆にするということはこれと近いことだと思っています

関係性が逆転しても強力な関係そのものは続いているので

支配したつもりがやがて支配されるようになっていく

この関係は時々入れ替わりながらずっと続いていきます

 

つまり

モノと自分と どちらが上か

ということでなく

支配従属関係そのものから

脱却する必要があるのです

 

 

モノじゃなくて自分が主役というのは

別に自分以外の人やモノを自分の下に置いて支配したり軽視したりということではありません

 

「主役=支配者」ではありません

 

 

自分が主役だからといって モノをコントロールしようとしすぎてはいけない ということです

 

他人が思い通りにならないのと同じように

モノだって自分の思い通りにはならないです 

 

形あるものは劣化したり壊れたりします

 

すべてをコントロールしようとすることは

かえってストレスが増える要因となります

 

 

私が考えるモノに支配されない状態というのは

モノに支配されることがないのはもちろん

こちらがモノを支配しようとすることもない

お互いに自由である状態だと思います

 

モノが自由であるってなんか変な言い方ですけど

 

 

 

自分自身の心や体でさえも

思いどうりに動かすことは難しい

 

まして モノや他人や自然なんて

自分の思いどうりになるはずがない

 

こういう意識を持っておくと

不毛に悩むことが少なくなるのかな と思います