時代は新元号を迎えようとしているが
未だにCDを買っている
音楽はデータで買うことも覚えたが
なぜだかCDを選んでしまう
つい最近もCDを買った
THE ANYMAL(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)
- アーティスト: Suchmos
- 出版社/メーカー: KMU
- 発売日: 2019/03/27
- メディア: CD
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あたらしい音楽は良い
昨日とさして変わらない一日が
とてつもなく新鮮に感じられる
はじめて聞くCDのプレイボタンを押すときの感覚は
Youtubeを再生するときにはない特別なものだ
CDはいつまでその姿を残すのだろう
「最初に買ったCDのアーティスト名は?」
というのは
パスワードを忘れたときの「秘密の質問」でたまに見かける文句だが
私が「最後に買うCD」は
いったいどんな音楽で
それが訪れるのはいつのことになるだろう
CDという
扱いに気を遣うフラジャイルなものを
そっと再生機器にのせる行為には
レコードほどではないが儀式的な要素があると思う
電子書籍より紙の本が好き、という人は多いが
デジタルミュージックよりCDが好き、という人はあまり聞かない
CD自体
デジタルデータの媒体でしかない
人型や犬型のロボットに感情移入するように
機械や媒体に「それ以上」の価値を付加してしまうのは
テクノロジーが発達しても残る感覚なのかもしれない