「いいものを選んで、安いものは捨てる」という風潮がありますよね。私も以前はそうでした。
たとえば、100円のボールペンは捨てて、ちょっといいボールペンを持つ、とか。
でも、いいものを使ってわかることがあるのです。
「いいもの」と「自分にとってベストなもの」はイコールではない。
そして、「自分にとってのベスト」には、ブランドや歴史や価格、他人の評価などは関係がない。
(見た目は多少重要です。また、持ち物にストーリーを求める人、歴史あるブランドに魅力を感じる人などはこの通りではありません)
ミニマリスト・シンプルライフの人はモノを厳選した分、持ちものをグレードアップする傾向にありますね。
私の場合は逆で、「グレードダウン(価格だけでみれば)」したものが多い。
スーツケースはリモワから無印良品に、ボールペンはカランダッシュから三菱のジェットストリームになりました。
「自分にとっての使いやすさ」を考えたとき、真っ先に排されるのは「ブランド」や「人からどう見られるか?」です。
機能についても、ハイエンドモデルがいちばん優れているとはかぎりません。用途や好みによります。
私は、安かろう悪かろうとか、高いものはいいとか、そういう単純な二元論は支持しません。
私の場合は、「自分にとっての使いやすさ」を求めた結果、一般的に上質とされているモノよりも、これらの方が合っていたということです。