この国における筆記具の品質は高い。100円のボールペンであっても、はずれを引くほうが難しい。
大事なのは、何を使うかではない。必要なときに、すぐに手に取れること。
どんなに書き心地がよくても、思考のスピードには追いつけない。だからもう、書ければなんでもいい。できるだけたくさん思考を捕まえたい。(そんなたいそうな話じゃないですが。ブログに書くこと思いついたのに忘れた、とか、その程度)
紙の本、紙の雑誌、紙の手帳、アナログなほうが好きだった。最近、デジタルの便利さにようやく気づき始めた。ブログをはじめたことがかなり大きいと思う。キーボードはアウトプットには向かないと思っていた。しかしはじめてみれば、手書きよりはるかに早く、思考を形にした。
方法はなんでもいい。効率がいい方法があるなら、従来のやり方に固執する必要はない。
そのうちキーボードもなくなるかもしれない。脳波でできるとか。便利を享受するには、柔軟でいなければ。
一度、これまでのやり方を変える、という経験をするといいのかもしれない。変えて、それで快適になる、という経験を。こだわらず、筆は選ばず。