会社で、尊敬されている人がいる。
その人は広告やいろいろなデザインを手掛けている。
それがセンスが良くてオシャレであるので尊敬されているのだ。
もちろんその人自身もオシャレである。
偉い立場の人ではない。
肩書があるわけではない。
学歴は知らない。
わたしもこの人を尊敬している。
しかしこの人の他にも、尊敬されてしかるべき仕事をしている人はたくさんいるのである。
なぜこの人がみなに尊敬されるのだろうと考えて、気がついた。
デザインが良いというのは、わかりやすいのである。
「交渉がやり手である」とか、「決してミスをしない」であるとか、そういった目には見えにくい凄さとは違って、
「オシャレなデザインを作ることができる」というのは、どんな人にも一目でわかる。
一瞬で伝わる。
見た目の強さ。
ブログもきっと、オシャレな写真があったり、可愛いイラストがあったりする方が伝わりやすいのだろう。
文章というのは「一瞬で伝わる」ものではない。
目についたからといって読まれるとは限らないし、うまく伝わらなかったり、誤解を生むこともある。
そのかわり、見た目とは違う方法で伝えることができる。
オシャレなブログを羨ましく思うことがないとは言わない。
オシャレであることは強い。わかりやすいことは強い。
しかし、文章だから伝わることがある。文章でしか表現できないものがある。
話がそれてしまったが、わたしはそう思っている。