お店で、「ちょっといいかも?」という服を見つけました。
買ってもいいかな、とも思ったのですが、結局買わずに帰りました。
このとき頭に浮かんだことは、「予定にないものを買わない」「すぐには買わない」「迷ったら買わない」ということです。
これを意識すると無駄な買い物を思いとどまることができます。
なかなか効果的なので、今後はこれを「買わない3原則」として活用しようと思います。
これを買うことで人生がどう変わるかとか、何回使うかとか、予算とか費用対効果とか、代わりに何を手放すとか、基準はいくらでも作ることができますが、難しいことを考えなくとも、これくらい簡単なものでも十分効果があります。
・予定にないものを買わない
買う予定がないもの、というのは、買う必要がないものです。
特に必要ではないものを、お店で見て欲しくなって買う、というのは典型的な衝動買いです。
こういうものは、いったん店を出ると、わりと簡単に忘れてしまいます。
・すぐには買わない
何が何でも買わない、というわけではなく、「今は買わない」と考えます。
必要になったら、そのとき買えば良いです。
・迷ったら買わない
必要なものであれば迷いません。「やらないで後悔するよりやって後悔した方が良い」という言葉がありますが、ショッピングについては「迷ったらやめておく」のが賢い選択だと思います。
誤解のないように付け加えると、これは「我慢する」のとは違います。
お店を出てもずっと忘れられずに欲しいと思うのならば買っても良いと思います。
衝動的な買い物というのは、目新しさに対する一瞬の昂揚に対してお金を払っています。極端な話、昂揚が感じられれば商品は何でも良いので、たいていの場合要らないモノが残ります。
何か買いたいと思うモノがあっても、その気持ちには波があります。
ほとんどの場合、お店で見たときがピークです。
このときの昂揚とともに買っても、すぐに気持ちは冷めてしまいます。
すぐに飽きたり、極端な例では一度も着なかったりします。
そして面白いことには、その商品を買うかどうかとは関係なく、買っても買わなくても気持ちは冷めるのです。
断捨離をしていて、「どうしてこんなモノを買ったのだろう?」と思うモノが見つかることがあると思います。そのようなつまらないものであっても、それが「欲しい」「買いたい」と思う瞬間がたしかにあったのです。その瞬間のうちに買ってしまうか、その瞬間を冷静にやり過ごすかは大きな違いです。
お店で見ているときには、「この気持ちがすぐに冷める」ということがわからないかもしれません。いったんお店を出ることで、気が付くことができます。
目新しいものを見た一瞬の昂揚の度に買い物をしてしまうと、キリがありません。
お店にはそういうモノがたくさんあります(ネットでも同じです)。
服を買うタイミング
シーズンのはじめは「たくさん服がいる」ような気がしてしまいますが、いざ日々を過ごしてみれば、季節が過ぎるのはあっという間で、手持ちの服でも案外なんとかなるものです。
服を買うのはその季節になってからの方が良いです。
これから始まる季節には期待も含めて過大評価があると思います。
今過ごしている季節は現実で日常なので、「今買ってもあと2~3ケ月しか着ない、毎週着たとしても10回も着ない」と冷静な目で見ることができます。
まずは手持ちの服で過ごしてみてペースをつかみ、それでも足りなければ買う、
それぐらいでちょうど良いのではないかと思います。