iPhoneⅩの顔認証「Face ID」について、怖い話を聞きました。
といっても、話し手は「怖い」とは全く思っておらず、すごい、便利、とテクノロジーを賞賛するムードでした。
ですが、わたしはとても怖いと感じました。
この顔認証のセンサーは、常にオンになっているらしいのです。
もちろん、そうでなければ都合が悪いでしょう。ですが、あらためて考えてみると、これはスマホを触っている間、常に顔の情報をカメラの前に無防備にさらし続けるということです。
ここから先はわたしの想像の話です。
これは、人がスマホの画面を見ているときどんな表情をしているか、という大量のデータをアップルや提携企業が得ることになる、ということではないでしょうか。
顔のデータ、といっても今の技術がどの程度の段階なのかわかりませんが、将来的にはそのようなことも十分考えられます。
今見ているページに、興味を示しているかどうか。
画面のどこを見ているのか。
真っ先に思いつくのは広告ですが、目線の動きを研究することで、どこに広告を出すのが効果的かわかったり、広告に興味を示していないことが分かったら別の広告を表示させたりと、さらに巧妙になっていきそうです。
今はグーグルアドセンスで「広告が表示された回数」を見ることができますが、さらに進んで、「広告が見られた回数」になるかもしれません。
これまでは「画面に表示された」だけで実際には見ていない可能性もあったわけですが、目線のデータがあれば確実に目にしたことがわかります。その広告のどの部分を何秒見つめたかまでわかるのです。
ビッグデータ的に使うのであれば良いのです。
個人の行動や嗜好を分析して、それを利用して何かされるのはちょっと嫌です。
おすすめのコンテンツや広告が表示される程度で済めばよいですが。
あくまでも、わたしの勝手な想像です。
こんなことは起こらないかもしれないし、これ以上のことが起こる(あるいはすでに起こっている)かもしれません。
何か革新的なことが起こるなら、iPhoneができる以前に誰もそれを想像できなかったように、きっとわたしなどには想像もできないようなことでしょう。
さて、わたしがiPhoneを買わない理由は簡単で、値段が高いからです。
(過去には使ったことがあります)
正確には、単に「高いから」ではなく、「差額を出すほどの付加価値を感じられないから」。
「付加価値がない」と言っているのではありません。
おそらく付加価値はあるのだと思います。ガジェットに詳しいわけでも、スマホにこだわりがあるわけでもないわたしには、それがわからない、というだけだと思います。
もちろん、他に選択肢がなければ高くても買いますが、他のもっと安いスマホとiPhoneの違いが別段感じられないので、安いほうで十分なのです。
人それぞれ、「使えるなら安いもので十分」なものと「高くても好きなものを買う」ものがあると思います。わたしにとって「スマホ」は前者です。
今使っているスマホは中国のHUAWEIのものですが、快適に使っています。