minimalist's microcosm

ミニマリストの小宇宙

イデコ・NISAが、かえって投資を難しくしているのでは?

 

 

 

イデコもつみたてNISAも一応利用していますが、個人的にはまだまだ改善の余地がある制度だと思っています。

  

問題はそれぞれの制度にもありますが、

一番よくないと思うのは、

イデコとつみたてNISAと特定口座の3つでリスク資産の管理をする必要があることです

 

ポートフォリオのリバランスを真面目に行おうとすれば、たいへんな面倒を伴います。

 

非課税枠は株式100%にしろ、という意見をよく見ますが、つみたてNISAで株式ファンド、特定口座でバランスファンド、というつみたてを行ったとき、20年後からポートフォリオがどんどん崩れていきます。

 

これを防ぐために、つみたてNISAと特定口座でそれぞれ全く同じポートフォリオを作る、ということもできますが、つみたてNISAはリバランスに向いていません(一度売ると終わりなので、買い増しができません)。

 

さらに、ここにイデコも加わるのです。

 

イデコ: 拠出限度あり・60歳まで引き出せない・60~70歳の間に受け取り・年末調整で控除できる

つみたてNISA: 拠出限度あり・20年は非課税

特定口座: 何の制限もない・税金はふつうにかかる

 

 

この3つを、うまく使い分けなければいけないのです。

 

投資に興味をもってもらいたいはずなのに、制度のせいでかえって投資がむずかしいものになっていると思います。

 

実際、わたしは投資に興味を持ってから実際にはじめるまで、1カ月以上いろいろ考えました。

イデコもつみたてNISAもなかったら、「とりあえず1万円つみたててみよう」と、もっと気軽に始めていたと思います。

 

とにかく考えることはたくさんありました。

非課税枠は使いきらないともったいないかな、とか、リバランスしやすいようにするにはどこにどれを積み立てるべきか、とか、 20年経ったらどうしよう、とか。

そんなことは制度がなければ考える必要はなかったことです。 

 

投資をしようというだけでも、いろいろなことを考える必要があります。

加えて、税制優遇制度をどう使い分けるべきか、ということがさらに投資を複雑にしていると思います。

イデコではスイッチングができて、NISAではできない、というように、使い勝手の異なるものを複数維持管理するのは大変です。

 

  

いっそのこと、イデコもNISAもつみたてNISAも全てなくしてしまって、

 

どの口座でどのような運用をしようとも、年間〇〇万円までの運用益は非課税とする。期限はなし。

 

のような制度の方がシンプルで良いと思います。

 

「専用の口座を開いて、年間いくらまで」というものではなく、

好きな場所で好きなだけ、自由に運用する。

いつまでに売らないといけない、ということもないので、制度に踊らされない運用ができます。

 

この制度なら、「いくらつみたてるか」という意思決定には影響がありません。

拠出額ベースではなく、運用益ベースで課税するので、税金のことは売るときだけ考えれば良いのです。

 

 

年間いくらまでにするのか、というのにもよりますが、リバランスのための一部利確などは非課税で済みそうです。

 

 

個人の特定には、納税者番号(マイナンバー)を活用すれば良いと思います。

 

astudyinscarlet.hatenablog.com

 

 

マイナンバー制度ができる以前に作った口座についても、「金融商品を売る際にはマイナンバーの届出がされていることを条件とする」などの方法でカバーできます。

 

 

さらに言えば、「年金も生活保護も失業保険もやめて社会保障はベーシックインカムに一本化する」というのがわたしの理想なので、それぞれの制度の改善というよりもっと抜本的に見直してほしいのですけれど。

 

 

 

いろいろ書きましたが、税金の優遇そのものは喜ばしく思っています。

今後のさらなる制度の改善を期待します。