パレートの法則というのがありまして
有名な法則ですから
ご存知の方も多いことと思いますが
会社の2割の人が利益の8割を生み出しているとか
世界の2割の人が冨の8割を独占しているとか
持っている服のうちの2割を着て日々の8割を過ごしているとか
そんな感じの法則なのですが
最近とみにそれを実感しまして
私はiTunesで音楽を所有しているのですが
音楽を聴く時間のうち8割以上の時間は
そのうちの2割ぐらいを聴いているのではないかと
思い至ったのです
私はデジタルなものであっても断捨離対象だと思っているので
写真もあまり残さないし
電子書籍も読んだら削除します
積読的なポッドキャストもゼロにしました
ただ
音楽となると
繰り返し聞くというその性質もあって
積極的に削除するということはあまりしてきませんでした
ですが持っているほとんどの音楽は
PCの中に入っているだけで
全く聴くことはなかったのです
これらを整理して
比較的よく聴くものだけを残したのですが
すると今度はそのうちの8割が褪せるというか
また2割しか聞かなくなってしまうのです
これでは先細りですので
これまでの好みや傾向にとらわれず
もっといろいろなものを聞いてみたいという気分になりました
私は今 誤タップでアマゾンプライム会員になっている状態なので
(ときどきやってしまいます)
アマゾンミュージックというのを使ってみました
astudyinscarlet.hatenablog.com
まだ全然使いこなせていないですが
少しずつ試してみているところです
サブスクリプションサービスには
何万曲という音楽がありますから
そのうち2割を聞くことすらほとんど不可能です
それでも
全ての音楽がサービス内に含まれるわけではありません
持っている音楽をすべて手放す、ということも考えましたが
今はまだその段階にはないようです
将来的には
音楽に対する「所有」の概念がなくなって
アーティストにも適切な対価が支払われて
文化はもっと自由に豊かになればいいと思います
astudyinscarlet.hatenablog.com
音楽は
恣意的に聞いたときよりも
偶然流れてきたときに
えもいわれぬ効果を生み出すことがあります
所有しない というスタイルで
手持ちのライブラリからではなく
音楽を聴くということには
曲数が増えるということ以上のものがあるのではないかと
期待しています