旅行のガイドブックというのは
一昔前と比較すると
それほど「必需品」ではなくなっているのかもしれません
ネットで調べられるから本は買わない、とか、
電子版をタブレットに入れていく、とか、
いろいろなスタイルがあるかと思いますが
紙のガイドブックをパラパラとめくるのは楽しいものです
私の場合は
「旅のプランを立てる」とか
「地図やお店のリストを現地で役立てる」というよりも
「行く前に眺めて、旅の気分を盛り上げる」ために買うことが多いです
雑誌を見るような感覚です
「地球の歩き方」などの定番は図書館で借りることもありますが
それでも旅行に行くとなれば何かしら1冊は購入しています
自分で買ったものは気兼ねなくボロボロにできます
どのガイドブックが良いかということは
その人の好みや求めるものによって様々かと思いますが
最近とても好みのものを見つけたので紹介します
「地球の歩き方Plat」です
『地球の歩き方Plat』は、初めてその場所を旅する人や、短い滞在時間で効率的に観光したい旅人におすすめの新シリーズです。コンパクトサイズながら、各観光地の価値ある物件を厳選し、地球の歩き方ならではの「旬」で「密度の濃い」情報を満載しています。
ほかのメジャーなガイドブックと比べると
「どの本屋にも置いてある」わけではありませんが
わざわざ探して買う価値はあります
(もちろんネットでも買えます)
従来のガイドブックの「もう一声」な部分をカバーする絶妙な仕様です
サイズ感が絶妙。
最小、ではありませんが
絶妙なサイズです
「タビトモ (北欧)」などもっと小さいものもありますが
ハンディサイズは「雑誌感」を楽しむには物足りないと感じます
(もちろん持ち歩きには小さい方が重宝すると思いますが)
かといって本当の雑誌サイズは
気軽にパラパラするには大きすぎるので
適度にコンパクトで、手に持っても疲れないくらいの大きさが理想です
「Plat」がどれくらいのサイズかと言うと、
同じく地球の歩き方シリーズである「aruco」と、ほぼ同じサイズです

20 地球の歩き方 aruco クロアチア スロヴェニア (地球の歩き方aruco)
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2019/05/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
「ほぼ」というところが重要で、
縦は同じ長さですが、横幅はほんの少しだけ「Plat」の方が小さいです
(測ったわけではありませんが、1cmに満たない程の差です)
たった数ミリの違いなのですが、これだけで驚くほど印象が違います
ちょっとの違いが、絶妙です
(金魚街に行きたい)

20 地球の歩き方 Plat 香港 (地球の歩き方Plat)
- 作者: 「地球の歩き方」編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2018/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
情報量が絶妙。
「地球の歩き方」は辞書的というか
網羅されている安心感はあるものの
「自分には必要のない情報」もたくさん載っているので
紙面に無駄が多いように感じてしまいます
(記者がわりと自由に書いているのか、「日本人女性は白人女性に比べると甘ちゃんなので~」云々といったいろんな方面にアウトな記述も気になる)
「aruco」などの女子向けガイドブックは
紙面のおしゃれさを優先するからか情報量が少なく物足りなさを感じます
「るるぶ」「まっぷる」などは
紙面がにぎやかで原色の洪水に気圧されます
がちゃがちゃしすぎは嫌だけど、
ある程度は「ごちゃっと感」も楽しみたい、
そんな気分に「Plat」はちょうど良いです
(2015年に訪れたときとはいろいろ変わっているのだろうか)

03 地球の歩き方 Plat 台北 (地球の歩き方Plat)
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2018/11/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
astudyinscarlet.hatenablog.com
温度が絶妙。
「地球の歩き方」は、定番だけどワクワクが足りない。
(それでも必ず読んでから行きますが)
「るるぶ」「まっぷる」はテンション高すぎる。
「aruco」「ことりっぷ」「ララチッタ」は女子すぎる。
「Plat」は
真面目すぎてつまらないこともなく
ついていけないほどのハイテンションでもなく
丸文字系フォントも多用せず
適度な温度で
ずっと眺めていられます
(ブルックリンだけで1冊、という贅沢さ)

21 地球の歩き方 Plat ブルックリン (地球の歩き方Plat)
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2019/02/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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表紙が絶妙。
表紙もいい感じです
地味すぎす派手すぎず可愛らしすぎず
洋書のペーパーバックみたいな雰囲気です
持ち歩きたい、と思えるかどうかには
大きさ重さはもちろんのこと
見た目もけっこう重要だったりします
ここまで来るとべた褒めしすぎな気もしますが
紙の硬さや開きやすさなどもちょうどよくストレスがありません
(ウズベキスタンまである!)
![23 地球の歩き方 Plat ウズベキスタン[サマルカンド/ブハラ/ヒヴァ/タシケント] (地球の歩き方Plat) 23 地球の歩き方 Plat ウズベキスタン[サマルカンド/ブハラ/ヒヴァ/タシケント] (地球の歩き方Plat)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51pVLTukavL._SL160_.jpg)
23 地球の歩き方 Plat ウズベキスタン[サマルカンド/ブハラ/ヒヴァ/タシケント] (地球の歩き方Plat)
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2019/04/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
あらためて、ガイドブックに求めるもの。
いつも旅行が終わるとガイドブックは処分するのですが
同じシリーズならとっておいて並べるのもいいな、
いっそ、「この都市のガイドブックを買いたいから、次の旅行はここにしよう」という決め方もいいな、
などと考えるにつれ
自分で思っているよりずっと
自分はガイドブックに「ワクワク」を求めていたことに気付かされました
もはや本屋でこのシリーズを見ているだけで楽しいです
都市ごとの表紙を見るだけでワクワクできます
これまで興味を持ってこなかった場所も
いろいろ気になっています
他のガイドブックでは「ハレ旅」もわりと好印象なのですが
持ち歩きには少し重さが気になります
(ハードカバーの単行本ぐらいのサイズ感)
情報多めで見ていて楽しいので
持ち歩かない人や荷物が苦でない人ならこちらもおすすめです