最近の本の読み方です。
読書法というよりは、姿勢的なものです。
私の「読書の記録」方法についても紹介します。
本は買って読む
最近は図書館で本を借りていません。作家にお金を落とすとか、そういう高尚な理由ではなく、返却期限があるので自分のペースで読めなかったり、「図書館に本を返しに行く」というタスクが発生するのが負担に感じるので、買って読む方が好きになりました。
また、本を「買う」方が、選び方も読み方も真剣になっていい感じです。
いろいろな本屋に行くのも楽しいので、旅先で本屋に寄ることも多いです。
雑誌は図書館で読む
本は借りないけど図書館にはときどき行きます。雑誌を読みに行くのです。
本屋で立ち読みして買わずに帰るのは、ちょっとはしたないような気がしてしまいますが、図書館の雑誌は心ゆくまで楽しめます。
雑誌はお金を出してとっておきたいようなものではないので、図書館で読むぐらいがちょうど良いです。
何も借りず、何も返すものがないので、好きなタイミングで行けます。
昼休みは「再読」の時間
リフレッシュ効果も狙って昼休みには10~15分程度の読書をしているのですが、最近は、「前に一度読んでいる本」を読むことにしています。
職場は静寂ではないので、集中力を要する本を読むのは難しかったりもするのですが、以前に読んだ本だと読みやすいようです。
astudyinscarlet.hatenablog.com
「昼休みは再読の時間」と決めてしまうことで、新しい本だけでなく、「いつかもう一度読もう」と思っていた本を読む時間を確保できます。
今読んでいるのは獅子文六「コーヒーと恋愛」です。古本の100円コーナーで見つけました。再読する本は、狙って探すのも良いですが、こんなふうに偶然目に入ったものを選ぶのも良いと思います。
ビジネス書・自己啓発書は、量を読むより実践する
ビジネス書や自己啓発書は、数を読むより、気に入った数冊だけでいいから、とにかく活用しようとするようになりました。
この数冊というのは、「7つの習慣」などの有名古典でももちろん良いのですが、もっとライトで読みやすい最近のものでも構いません。自分の好みや、課題や、今のステージに合っているものがいいです。
その数冊を繰り返し読んだり、心に刻んだり、手帳に書いたり、実践したりして、自分のものにします。
もちろん、この数冊の本というのは、ずっと同じではなく変化していくので、これがあるから新しい本はもう読まない、ということではありません。完全に自分の血肉になったと思うものは一旦アーカイブして、今の自分に必要な新しい本を取り入れるようなイメージです。
私はまだその段階にはたどり着けていません。イラストや行間だらけで一見内容が薄く見えるような本でも、1冊自分の血肉にしようと思うと、けっこうたいへんです。
最近いちばん影響を受けた本
最近いちばん考え方や生活に影響を受けた本は、「睡眠こそ最強の解決策である」です。
ビル・ゲイツのおすすめ本として紹介されていたのを見て読んだのですが、睡眠に対する考えが革命レベルで変わります。
睡眠がいかにすばらしい機能を備えているか、そして、睡眠を軽視することがいかに恐ろしいかがわかります。睡眠が大事だとわかってはいても、つい(あるいは仕方なしに)ないがしろにしてしまう、という人は多いと思いますが、この本を読むと、とてもそんな気にはなれなくなります。
負担にならない読書の記録
読書の記録を再開しました。以前はノートに書いていましたが(そのノートも捨てましたが)、今の方法は、「写真を撮る」です。
読み終わった本の表紙の写真を撮り、日付を入力してグーグルキープに保存しています。
これだけです。感想を書かないことはおろか、タイトルも書きません。
写真1枚で、タイトルも著者も出版社も、自分が惹かれた装丁や帯のフレーズも、残すことができます。
ノートに書いていたときは、写真集やムック本は読書に含むのか悩んだり、長いサブタイトルをどこまで書くか迷ったり、一字一句間違えないように書き写すのに神経を使ったり、書き損じてテンション下がったりと、小さなストレスがたくさんあったのですが、それに比べるとこの方法はとてもシンプルで良いです。
それに画像の方が、文字だけより、記憶のトリガーとしてより有効です。
さらに、ノートと違って編集ができるので、残しておきたいフレーズを書き加えたり、そのページを撮影して画像を追加することができます。
基本的には表紙の写真だけですが、いくつかの本には、こういう情報を付け加えています。
本は一生読み続けるし、負担が大きいことは続けられないので、この方法は自分に合っていると思います。
「読み方」はいろいろ
平野啓一郎氏の「本の読み方」は、「本は全部読まなくていい、積極的に読み飛ばすべき」という「読書術」が多い風潮に一石を投じ、 あえて「遅読(スロー・リーディング)」をすすめる内容です。
私には「速読」よりこちらの方が性にあっています。