所有ではなく利用にお金を払う時代、
というフレーズにも
だんだん実感がわいてきました。
一番の変化は、
車の所有をやめて
トヨタの「KINTO(キント)」にしたことです。
「買うよりお得」と言われるKINTOですが、
実際のところは「どちらも同じぐらい」ではないかと思います。
(購入する場合やKINTOを途中解約する場合など、いろいろ試算してもらったうえでの私の感想です)
KINTOにした理由は、
金銭的なコストだけでなく
その他のコストも含めて「お得」と判断したからです。
車を所有していると、実に様々なコストがかかります。
金銭だけでなく、時間や心の負担も大きいのです。
私は車に詳しくないので、
いろいろ説明を受けた上で「この部品を交換しますか?」と聞かれても、それを判断するのが苦痛です。
わからないことを自分の責任で決めなければいけないストレスは想像以上です。
車に詳しければ、
自分の責任で「まだ交換しなくて良い」という判断をしたり、
自分でもっと安いところを見つけて修理を頼んだり、
自分で部品を安く手に入れて交換するといったこともできるかもしれません。
ですが私は、そこに自分の労力をかけるより、信頼できるところにすべてを一任したいという考えでいます。
安全にかかわることなのでなおさらです。
私にとって、
「任せられる」ことは
「車を所有する」ことよりもはるかに魅力的です。
KINTOのデメリットとしてあげられる「契約期間終了後に自分のものにならない」という点も、私にとってはかえってメリットです。
車を所有すると、いつか手放すときがきます。
KINTOなら終了後は返すだけで、どう処分するか、どこで売るか、などに悩まされなくて良いのです。
また、支払いが一定であること、支払い総額が明確であることも大きなメリットです。
車を所有していると車検や保険などでまとまったお金が必要になりますが、そのような出費について予測や計画を立てる必要がありません。
ここがストレスフリーになるというのは大きいです。
電気自動車や自動運転など、
自動車をとりまく状況は数年後にはすっかり変わっているかもしれません。
所有にこだわるより、その変化に柔軟に対応できるようにしておきたいと思っています。
KINTOの契約が終了する頃、世界はどうなっているのか。
楽しみにしたいと思います。