minimalist's microcosm

ミニマリストの小宇宙

森会長とパラダイムシフト

 

 

 

 

 

森喜朗元総理の発言が話題になっていますが

 

このニュースを受けて

とっても腑に落ちたことがあります

 

最近読んだ本に書いてあった

パラダイムシフトについてです

 

 

 

 

パラダイムシフトというと

一気にガラッと変わるような

一夜にして世界が変わってしまうような

そんなイメージを持っていたのですが

 

実際にはパラダイムシフトというのはとてつもなく長い時間をかけて起こる

 

どれぐらい長い時間かというと

古いパラダイムを支持する人々が世界からいなくなるまでです

 

天動説から地動説へというパラダイムシフトは

天動説を支持する人々がこの世からいなくなったときにようやく完成する

 

世代交代のような感じですね

 

 

男女平等が叫ばれて

かなり長い年月が経っているはずですが

 

(そもそも男女平等とはどういうことを言うのか、それを実現することが本当に良いことなのか、という点に関しては議論の余地があると思います)

 

一向に実現しないのはつまりそういうことで

女性軽視の考えを持った人が

完全にこの世からいなくなるまで

 

つまり年老いて死んでいき

新しい世代と完全に入れ替わるということですが

 

そうなって初めて変わることができる

 

ということなのかもしれないなと

 

 

だから

なんでいつまでも女性差別がなくならないのかとか

人種差別がなくならないのかとか

不衛生な現金がはびこりキャッシュレス化が進まないのかとか

雇用保険の仕組みは現代の働き方と合わなくなってきているのになんで変えないのかとか

そういうことっていっぱいありますけど

 

本当に変わるためには

長い長い時間が必要だから

今は過渡期なんだなと

 

 

これらは「パラダイムシフト」とは違う話かもしれませんが

でもそういうことなんじゃないかなと

 

そう思うといろんな怒りや憤りが

雲散霧消していく感じがします

 

 

世界を変えるには

怒りや憤りの感情が必要かもしれない

でも

自分が毎日を楽しく過ごすためには

手に負えない大きなものへの憤りは

かえって害になるかもしれません

 

怒ってみたところで

他人は変わらない

自分の一生よりももっと長い長い目で

世代交代を

待つしかないのです

 

世界をよりよくしたいなら

新しい世代に

悪いパラダイムを

受け継がないこと

 

これがいちばん有効なのかもしれません

 

 

(哲学、面白いです)

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