最近とても忙しい。
忙しいといっても仕事などではなく、娯楽に忙しいのである。
数日前にとても好みのブログを見つけてしまった。
わたしは完璧主義というべきか貪欲というべきか、気に入ったブログはすべての記事を読まないと気が済まない。
もちろん、「すべての記事を読む」ほど夢中になるブログというのはそれほど多いわけではないが、それでもこれまでに20近くはあったかと思う。
本当に気に入れば1000記事あっても最初からすべて読む(もちろんそれなりの時間はかかる)。
最近知った、ある人が紹介していたブログがとても好みだった。
今はそのブログを読むことに忙しい。
読むだけならば別に忙しいわけでもないのだが、それだけ気に入ったブログを読むということは、「刺激を受ける」ということであり、いろいろなことを考える。
行動に影響を受けることもある。
「娯楽に忙しい」と書いたが、単なる娯楽というより、「価値観のインストール」という感じだ。その脳内の忙しさたるや。
ブログを読むことは価値観のインストール。
パッと思いついたフレーズだが、妙にしっくり来た。
たとえば、本を読むことは「知識のインストール」と言えるかもしれない。しかしわたしがブログに求めるのは知識ではない。
ここでいうブログは、まとめ記事やハック紹介のようなものではなくて、個人の日記のようなものだ。
そこからわたしが得ているものは、その人固有の考え方であり、価値観であると思う。
ひとりのブログ、それも数年にわたって書かれているものを読むと、時の流れを感じたり、同じ人の内に変化が垣間見えるのも面白い。
それから、わたしは一度気に入って徹底的にすべての記事を読んだあとは、たまにチェックするぐらいの熱に落ち着くことが多い(例外はある)。
「飽きた」という表現は違う気がしている。
一度インストールが完了したら、アップデートの頻度はそんなに多くなくて良い、ということなのかもしれない。