minimalist's microcosm

ミニマリストの小宇宙

「お金の使い方」を「時間の使い方」に流用してみる

 

 

 

 

 

バビロンの時間術

 

「バビロンの大富豪」という本を読みました

 

 

そこで語られるのは

「稼いだ10分の1を自分のためにとっておく」という原則です

 

まず自分自身に支払え、

でなければ

稼いだすべては他人のために消えてしまう

 

ここでふと

お金だけじゃなく

「時間」についても

同じように考えられるのではないかと

思い至りました

 

現代において時間は

お金以上ともいえる貴重な財産です

 

この貴重な財産を

「すべて他人のために使って」しまうから

時間がない、と嘆いてばかりいるのかもしれない

 

時間はとっておくことができないので

原則に則るなら

24時間のうち一部は自分のために使う、

ということになりますが

 

その使い方として望ましいのは

その場限りではなく

何か積み上げるようなイメージです

 

知識や経験など

未来の自分に残してあげられることに使えば

バビロンの大富豪のように

賢く豊かになっていけるかもしれません

 

習慣には複利のような効果があります

 

 

早めに時間の投資を始めれば

より大きな成果を手にすることができそうです

 

ショーロートー時間術

 

お金の考え方を時間にも、

という点から

もうひとつ取り上げます

 

ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんが提唱する「消・浪・投」、

いわゆるショーロートーです

 

年収200万円からの貯金生活宣言

年収200万円からの貯金生活宣言

  • 作者:横山光昭
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
Amazon

 

お金の使い方を「消費、浪費、投資」に分けて考えるのですが

これをそのまま「時間」に当てはめてみるとどうなるでしょうか

 

例えば、

 

消費は、食事、睡眠、家事、賃金労働など生活のために使う時間

 

浪費は、ゲームなど息抜きのために使う時間

 

投資は、勉強、スキルアップ、人とのつながり、有意義な経験ができる仕事などに使う時間

 

のようなイメージです

 

どれがどこに当てはまるのか、

どれぐらいの割合を目指すのか、

ということについては正解がないし

この3分類がベストなのかもわかりません

 

それでも

こうして考えてみることが

時間の使い方を見直すひとつのきっかけになりそうです

 

シリコンバレーの時間術

 

最近読んだ時間術の本で良かったのは

「時間術大全」です

 

 

日本語版は「時間術大全」というタイトルになっていますが

原題は「MAKE TIME」です

 

ギーク2人がユーモアを交えつつ様々な時間術を紹介していくのですが

完璧じゃない、というところがポイントです

 

からっぽの予定表から始めなくていい。何か特別なことに60分から90分集中するだけでいいのだ。

 

この優しさに打たれました

 

「エッセンシャル思考」とか、

「理想の1日をデザインする」とか、

理屈はわかっても実行するのは簡単じゃない

 

いきなり全部は無理でも

今日はこれをする、と決めて

その時間だけはじっくり取り組む

(本では「ハイライト」と表現されます)

 

この時間術は私に合っていたようで

「毎日その日の雑務に追われて、肝心なことは何も進んでいない」という状態から

「今日はこれができた」という実感が得られるように変わりました

追われて終わる日も完全になくなったわけではないのですが

少しずつ良くしていけたらと思っています