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これまでは趣味を聞かれたら「読書」などをあげていたのですが
そのあと十中八九「どんな本を読むか」という話題になってしまうのであまり言いたくありませんでした
(どんな本を読むか、というのは、世間で思われているほど気軽な話題ではありません)
最近は絵画などにちょっと興味を持ちまして
美術展に出かけたりしているのですが
これを人に言うことには
あまり抵抗がありません
私は美術には全然詳しくありませんが
そのことを指摘されたら恥ずかしい、などということも思わず
(むしろそんな相手ならいろいろ教えてほしい)
「最近美術館行くのが好きなんですよ」という感じで
わりと話せそうな気がします
そのあと「最近は何を見たの?」という展開になっても
そんなに深入りされた感じがしません
どんな本を読むか聞かれるのは
なんというか
すごく深度の高い質問なのですが
最近見た美術展の話なら気軽にできます
そして読書にはない点として
「見に行く」ということがあります
カラヴァッジョ展は
北海道・名古屋・大阪での開催ですが
どれかには行くつもりでいます
企画展は期間が決まっているので
見たいものを見るために
わりと積極的にいろいろな場所へ出かけることになります
出かけた先で美術館に行ってもいいし、
美術館に行くために出かけてもいい
出不精の私にとって
「美術展に行く」ことは良いきっかけ、口実になるのです
見たいもの、行きたい場所が多すぎて
うれしい悲鳴です
これはもう老後まで楽しめます
我ながらけっこう良い趣味なのではないかと思います
ほんの少し前までは
全く興味がなかった分野なので
(現代アートみたいなものはそれなりに興味を持っていましたが、古い絵画などはどれも同じに見えていました)
興味関心というのは広がっていくし
いくつになっても新しい趣味というのはできるものなのだと
そういう意味でも希望が持てます
今はどちらかというと華やかな西洋絵画に惹かれがちで
水墨画などにはまだそれほど興味がありませんが
シンプルやミニマムに惹かれる性分としては
いずれはそういうものも好きになるのかもしれないな、と思っています
美術に関する本なども読んでみたりしていますが
中でも以下の本はとても良かったです
初心者にも理解しやすく
絵というのは想像以上にテクニカルなものだとわかって面白いです